厳しい職場環境における看護師
看護師というと、女性の中でも羨望の眼差しで見られる職業として、根強い支持を誇る職業の一つです。とくに、収入面ではかなりの厚遇といわれています。その反面、その仕事場のハードさは、数多ある職業の中でも上位ランクだと言われ、実際の現場でもつらいという声聞かれているのです。そうした背景の一つに、夜勤が存在するということがあります。夜勤での職務は、その病院のスケールや仕事に従事する医療機関・頭数などによっても変わってくるものです。 現在は、慢性化している看護師不足によって、医療機関によっては数十人の患者を2人程度で受け持ちしなければならないところもあります。あらためていうまでもなく、条件的に大変厳しいといえるでしょう。ナースコールが響き渡るたびに病室に足を運ばないといけないためまともに仮眠もとれず、朝方まで働き通しである看護師もいるとのことです。 また、活躍中の20代から30代の看護師は、子供の世話などを理由に夜勤を行なわない場合が多くあります。そのようなことから、それ以外の看護師が週に何度かの夜勤を全うしているというのも、周知の事実です。元来、人間の身体は夜に眠りにつくようになっているため、夜勤をしていることで健康状態に数多くのトラブルが出てしまう場合があります。 日々の生活のローテーションが変則であることで頭痛からはじまり、女性ホルモンの分泌が不規則になり、婦人科系の変調に見舞われてしまう人もいるのです。 このような夜勤の仕事の過酷さが、このところの看護師不足の原因になっている要素なのかもしれません。